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口腔ガンとは、口腔内にできるガンの総称です。できる場所によって病名が違います。
部位 病名
舌 舌(ぜつ)ガン
舌と歯ぐきの間 口腔底ガン
歯ぐき 歯肉ガン
頬の内側粘膜 頬粘膜(きょうねんまく)ガン
上顎 硬口蓋(こうこうがい)ガン
唇 口唇(こうしん)ガン
口腔ガンの原因として、虫歯や入れ歯などによる舌への刺激や、口腔内の衛生状態の悪さなどが挙げられます。普段の偏った食生活からその原因は招かれているのです。口腔ガンの場合、そのほとんどが外的要因であるため、ご自身の口腔内をさまざまな刺激から守ることが、発症を防ぐカギといえるでしょう。(超音波骨切削器)
口腔内に、次のような症状はありませんか?
赤くなっている部分があり、シミや痛み、出血がある
2週間以上口内炎が治らない
しこりや腫れがある
粘膜が白くなってきた
顎がずれ、入れ歯が合わなくなった
いつも片側だけ鼻が詰まっている
口腔ガンはほかのガンと同じく、早期発見と早期治療が肝心です。気になる症状を見つけたら、早めにご相談ください。
口腔内のできものは、すべてがガンではありません。以下の疾患の場合も考えられます。
エプーリス(根管長測定器)
歯肉にできる良性のできものです。徐々に腫れが増し、歯が傾いたり歯と歯のすき間が開いたりします。自然に治るものではないため、外科的な切除が必要です。
また、妊娠中にできる「妊娠エプーリス」と呼ばれるものもあります。妊娠安定期に切除しますが、出産が近い時には経過観察をして様子を見ます。妊娠エプーリスはほとんどが産後に自然に小さくなります。
線維腫
かなり硬い腫れが徐々に大きくなる、良性の腫瘍です。こちらも切除が必要です。
いずれにしろ、症状が小さいうちに手を打つことで、治療も簡単に済みます。怖がらずに早めにご来院ください。
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